北見神社の夏を彩る寄贈風鈴の境内設置が1日から始まった。今年はソーラー電池式のミニぼんぼりが加わり、夜の参拝者を涼しく迎え入れている。
猛暑の時期、訪れる人達に夏の風情と涼しさを感じてもらえればと、2017年に20個の風鈴で始まった同神社の事業。毎年少しずつ寄贈され、今年は合計200個に増えた。短冊に願い事を書いた祈願風鈴も並ぶ。
白く涼しげな手の平サイズのぼんぼりは、夜になると優しい電灯色で境内を照らす。
透明なガラス製風鈴がカランコロン、陶製の変わり風鈴がチリリンと多彩にハーモニーを奏でる。風が止んだ宵の口は南部鉄風鈴の短冊が揺れ、耳を澄ますと静寂のなかリーンと幽(かす)かに響く。天候を見計らいながら、20日頃まで設置する予定だ。(寒)