株式会社寿司の竹ちゃん(美幌町、森英樹社長)が、新メニュー開発に取り組んでいる。札幌市在住のシェフ・貫田桂一さんと共同で、これまでに「酢締めサケの握り寿司」「魚と野菜のザンギ」「食べるプリン」の3品を開発。4日、役場で試食会が開かれた。
北洋銀行美幌支店を通じて北海道信用保証協会の専門家派遣制度を活用。派遣された貫田さんと森社長が、9月から美幌やオホーツクをイメージしたメニューの開発を進めてきた。締め寿司はオホーツク産サケを低温で丹念に締め、ザンギにはサケと美幌産野菜と美幌産小麦粉、プリンには日本甜菜製糖美幌製糖所の「北海道まろやかてんさい糖」など地元の食材をふんだんに生かしたレシピになっている。
試食会では平野浩司町長や町職員、美幌製糖所の職員ら20人が3品を試食。「野菜のザンギは珍しい」「プリンの食感が新鮮」などの感想が上がった。
メニューは今後も改良を重ねる。貫田さんは「美幌、オホーツクのイメージが海外まで広がるようなレシピにしたい」、森社長は「まだまだ試したいことがある。より良いレシピを完成させたい」と意欲をのぞかせた。(浩)