美幌町成年後見支援センターの町民講演会が11月30日、町民会館で開かれ、町民ら約90人が成年後見や「終活」に理解を深めた。
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートおおさか(大阪)相談役の梶田美穂さんが法定後見、任意後見など制度を解説。自ら後見人として活動する上で「誰もが自分のことは自分で決めたいもの。できる限り本人の意思決定を尊重している」と話し、財産に余裕がある人であれば観劇など生活を豊かにすることも積極的に行っているとした。
一般社団法人終活マイライフ(札幌市)理事の熊崎梨絵さんは相続や終活をテーマに講演。「相続はお金持ちや不動産がたくさんある家族だけの問題ではない。『私が介護をした』『援助してもらっていた』など私情がはさまれるものと思ってほしい」と紹介した。
終活については「あした何があるか分からない。元気なうちにできることから始めるのが大切」と話した。(浩)