部活動の地域移行とは、学校単位で行われている部活動を将来的に地域のクラブや少年団に移行させる取り組み。
少子化による部活動の継続困難、教員の長時間勤務、指導者不足などの課題解決を目指すもので、国は2023~25年度を「改革推進期間」と位置付け、地域移行を推進している。
市の拠点校は原則、1年ごとに開設。来年度拠点校に指定されるのは小泉中、北中、高栄中の3校で、受け入れ種目は小泉中がサッカー1種目、北中がサッカー、ソフトボール、バドミントン、バスケットボール、ソフトテニス、野球の6種目、高栄中が野球と卓球の2種目。
他市町村から拠点校部活動への参加希望があった場合は、中体連北見ブロックである訓子府町及び置戸町に限り検討し、教育委員会が当該拠点校の校長と協議の上、決定する。
文科系部活動は拠点校方式の対象外だが、合唱など地域団体が受け皿となる地域移行の動きも見られる。
このほか、希望する部活動がある学校に 通学することができる「就学指定変更」という従来の方式もある。
市教委の細川敏明部活動地域移行主幹は「拠点校方式を通じて子どもたちが希望する部活動を継続できる環境を確保したい」と話している。(柏)
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申し込み前に拠点校への電話連絡と事前見学が必要。期間は1月17~31日。申込期間は、見学終了後から2月29日まで。詳細は市のホームページに掲載。