紙袋の中にろうそくを入れて明かりを灯す「美芳ランタンまつり」が1月27日、北見市内の美芳公園で開かれた。雪の上に550個以上のランタンが並べられ、訪れた市民らを魅了した。
みよし小規模保育園nicoの園長を務める伊藤綾子さんの呼びかけで集まった実行委の主催。伊藤さんは出身地である滝川市の祭りを参考に、2021年から園舎前などで紙袋ランタンの点灯イベントを行ってきた。今年は地域とのつながりが広がり、「もっと多くの人に見てもらいたい」と初めて「北地区ウィンターフェスティバル」と合同開催。フェスの参加者もランタン作りに加わり、イベントを盛り上げた。
公園の一角にずらりと並べられた紙袋タンタンは、幼児からお年寄りまでが自由に紙を貼ったり、切り抜いたりして作られ、温もりあふれる個性的な仕上がり。ユラユラとしたろうそくの優しい光と相まって癒しの空間を生み出していた。
伊藤さんは「紙袋ランタンの素晴らしさをもっと多くの人に感じてもらいたいです。さらに広げていければ」と話している。(理)