北見市内の相内神社に今年も「アオサギ」が姿を見せ、境内に立ち並ぶ大木に集団で営巣している。繁殖期を迎えたこの時期、アオサギの脚やくちばしは赤みを増した婚姻色となり、春の装いとなっている。
全長90㌢余りの大きな夏鳥。同神社には毎年3月中旬ごろに飛来するが、今年は例年より1カ月ほど早い2月19日に第1陣が訪れたという。現在は10組ほどのつがいが営巣しており、巣の中で2羽が仲良く羽づくろいをしたり、鳴き交わす様子が遠くからでも観察できる。
婚姻色はつがいを形成するころが最も鮮やかで、抱卵が始まると徐々に通常の黄色へと戻るといわれる。アオサギたちの艶やかな姿が見られるのもあとわずか。(理)