3年前、病院に検査入院した際に日赤道看護大の学生さんから、実習で私の話を聞きたいとの依頼があり5日間病室で話しました。
すばらしく心の広い学生さんで退院後、大学にお礼をしたいと申し出たところご快諾いただき、学長、学部長さんらとお会いできました。学長からは「学生もすばらしいが、あなたが一生のことを語られたことも、またすばらしい」と言われ、笑う妻とともに、学生さんにお礼を言いたいと話していました。
妻は昨年5月に亡くなり、会うことが叶わず残念ですが、このたび大学に多少の寄付をしたところ、写真と感謝状をいただきました。また、卒業式に案内しますと言われ、3月13日に大学に行きました。「学位記授与式」を拝見し、学長の素晴らしい式辞を聞きながら、私自身も身にしみる思いがしました。式後にはその学生さんと再会し、卒業をお祝いさせていただきました。妻ともども本当に感謝しております。(92歳の老人)