北見市内の道道北見常呂線 無電柱化工事に着手

2024-06-05 掲載

(北見市/社会)

国道39号~北小学校前までの約1・4㌔

 北海道は、北見市内の道道北見常呂線(とん田通・西3号線)で、無電柱化(電線類地中化)の工事に着手する。今年度は測量と一部実施設計費として約3千万円を予算計上した。工事区間は国道39号との交差点から北小学校前までの約1・4㌔。工事完了時期などは未定だが、網走建設管理部北見出張所は「できるだけ早期に完成させたい」と話している。

道道では市内初、防災対策や良好な景観づくりへ

道道北見常呂線(国道39号との交差点付近) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
道道北見常呂線(国道39号との交差点付近)

 無電柱化は、地震や台風などの防災対策をはじめ歩行空間の快適性や安全性の向上、すっきりとした良好な景観づくりなどが目的。道は「無電柱化の推進に関する法律」に基づき、主に道内主要都市の基幹道道を中心に無電柱化を進めている。

 とん田通は、災害直後に緊急輸送の要となる緊急輸送道路に指定されており、道やライフライン事業者などで構成する北海道無電柱化推進協議会により事業カ所に選ばれた。

完工時期など未定も「できるだけ早期に」

 市内では1993年から、中心部の国道39号沿いで無電柱化工事が進められており現在、西側の区間では緑園通―とん田通間で工事が行われている。市都市計画課によると、市内で道道の無電柱化工事が行われるのは今回が初めて。

 無電柱化工事の流れは電力線や電話線、光ファイバーケーブルなどを収容する電線共同溝を道路の地下に設置。続いて地上の電柱と電線類を撤去する。現在は電線が錯綜している交差点付近を中心にすっきりとした景観に生まれ変わる。(柏)

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