美幌町と全日本司厨士協会北海道地方本部主催の講演会が5月29日、町民会館で開かれた。両者が2023年に締結した「食を通じた地域活性化に関する連携協定」を進めるための「キックオフ講演会」。北海道地方本部幹事長の舟橋裕司さんが協会の役割や協定の意義などについて話した。
舟橋さんは、美幌町との連携協定について「一緒に悩み、知恵を絞ってまちのためになるものを生み出せたらいいという思いです」と述べた。
魅力を感じる美幌の商品に町内で生産されているメープルシロップを挙げた。「甘いものは万人に受けます。原材料であること、賞味期限が長いことも魅力。カエデを植えるので地球にやさしく、健康にもいい」と「金の卵」に例えて絶賛した。
美幌については「土が良い色をしています。まさに肥沃な大地で、良い野菜が取れるのも納得です。海も近く、非常に恵まれた土地です」と述べ、今後の連携に期待を抱かせた。
この後、北海道地方本部企画運営局長の出村明弘さんが食のまちづくりなどについて講演した。(浩)