原爆の悲惨さ、平和の尊さを次世代に引き継ぐ「平和祈念展」が、北見市役所本庁舎2階多目的スペース前広場で開かれている。9日(最終日は午後4時)まで。
会場には、焼け出されて苦しむ被爆者の様子など、被爆体験伝承者が語る経験をもとに広島市の高校生が制作した絵画12点をはじめ、ヒロシマ・ナガサキの原爆写真ポスターなど多数の関連資料が展示されている。
真剣に展示物を見ていた男性(42)は「言葉にできない。悲惨というのもおこがましいような気持ち。原爆だけではなく、戦争による尊い犠牲のもと今の日本に繋がったのだと強く感じます」と語っていた。
また、北見中央図書館では祈念展にあわせて11日(日)まで平和図書コーナーを設置している。(結)