夏山での遭難や水辺での事故を防ごうと、美幌警察署は2日、スーパーアークス美幌店駐車場で啓発を行った。
5月に警察署管内の津別町で山菜採り中の男性が死亡する事故が発生。7月下旬には津別町の隣町、十勝管内陸別町でもキノコ採りの女性が一時、行方不明になった。
啓発では署員が「登山計画書を警察署に提出し、家族にも渡す」「雨具、防寒具、ホイッスルを持つ」など万が一の遭難への備えを呼びかけるチラシやポケットティッシュを来店客に渡した。
海水浴などのシーズンでもあることから、水難にも注意を呼びかけた。美幌警察署に勤務する道警北見方面山岳遭難救助隊員は「水辺の遊びは子どもだけで行かず、親御さんは目を離さないでください。浅そうに見えても実際は深かったり、流れがゆるやかに見えても意外と速いものです。油断しないで」と話した。(浩)