地域の子ども達にもの作りの魅力を伝える「東相内夏休み木工教室」がさきごろ、北見木工協同組合倉庫で開かれた。東相内小と東相内中の児童生徒11人が参加し、若手木工技能者の手ほどきを受けながら本格的な家具作りに挑戦した。

　東相内連合町内会みらいの会・地場産業部会が主催。もの作りの楽しさに触れ、技術職への関心を持ってもらおうと昨年に続き開催。スツールやキャスターボックス、カップボードなど6種類の中から好きな製作物を選んで作業に取り掛かった。

　北見木工青年部会が作業指導を務め、安全性に配慮してノコギリを使わずに作れるように下準備も行った。当日は丁寧に指導しながら完成へと導いた。

　事業を共催した北見木工協同組合の中橋孝章理事長は「将来、職業選択肢の中にもの作りという仕事があることを知るきっかけになれば」と話していた。(柏)