さきごろ道有林「オホーツクの森」で開かれた自然体験イベントの最中、常呂川の支流沿いで「ニホンカワトンボ」の姿をとらえた。
北海道のほぼ全域で見られる全長48~60㍉ほどのトンボ。体は金緑色の光沢があり、雄は成熟すると体に粉をまとう。また、雄は羽が橙色と透明の2タイプがいる。低山地の河川に生息し、6~8月ごろに成虫が姿を見せる。
ヒラヒラといつもこの周辺を飛び交っているようで、イベントを主催していた森林ボランティア「オホーツクの会」メンバーは「この川の主だよ」と教えてくれた。夏の日差しを受けて影まで琥珀色に輝く姿が美しい。(理)