パートナーシップ宣誓制度は、宣誓したカップルを市長が婚姻と同等と認める制度。法的な効力はないが、住居や医療、各種手続きなど様々な面で夫婦と同等のサービスを受けることが可能になる。
市はこれまで4組のカップルの宣誓を受領。同様の制度を持つ札幌市や旭川市、函館市、網走市など道内26の自治体と連携協定を結び、転入・転出した際の手続きの簡素化を図っている。
9月1日からは「北見市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」として運用。パートナーの2人と生計を一にする家族(3親等以内の親族)も対象に加え、関係性を公的に認める。
公営住宅への入居申込、同居申請が可能に
行政サービスの面では、住民票の続柄を「同居人」から「縁故者」に変更できるほか、公営住宅の入居資格要件に追加し、入居申し込み、同居申請が可能になる。このほか保護者に加え、パートナーも子どもの就学校の指定変更や就学援助の申請ができるようになる。(柏)