北見市在住の女性が育てている「サンパラソル」は、夏の勢いそのままに大輪の花を次々咲かせ、ガーデンの主役を飾っている。
キョウチクトウ科マンデビラ属の園芸品種。昨年から育てているもので、晩秋までつぼみを付けていたことから玄関先で管理を続けてきた。冬の間、ごくたまに水を与えるだけだったが「うまく休眠状態に入ったようで、枯れることなく春を迎えました」と女性。春先には株元から新芽も出てきたことから、6月ごろから屋外で世話を続けている。
赤と白の2株を寄せ植えしており、紅白の花は夏から秋にかけて次々と咲く。高さは女性の身長を超える160㌢ほどにまでなり、30あまりの花鉢が並ぶ庭の中でも一段と目を引く存在のようで「何ていうお花なの?」と尋ねてくる人も多いという。
女性は毎朝、約1時間ほどかけて水やりや花がら摘みなどをしており、「ゆっくりと花との対話を楽しめるこの時間が私の癒し」と笑顔を見せる。秋にはほとんどの花鉢を片付けるが、サンパラソルは「今年も冬越しさせてみようと思います。来年もきれいな花を見せてほしい」と話している。(理)