書画・絵本作家の外村(とのむら)節子さんを講師に迎えた「書画教室」が3日、北見信用金庫本店で開かれた。同教室は、地域貢献の一環として同信金が初めて企画・主催。23人が参加し、外村さんの作品をお手本にしながら絵はがきを描きあげた。
外村さんは、2020年から同信金のカレンダーイラストを手がけるほか、ポスターやロゴの制作、教室の主催など、幅広く活動している。北海道での教室は今回が初めて。
この日、参加者達は「秋」を感じるトンボや夕暮れ、来年の干支「巳」にちなんだ白蛇などのイラストを描き、「みのりある年となりますように」といった一言を添えてそれぞれ真心のこもった絵はがきを制作した。
外村さんによるお手本の絵はがき制作が実演されると、繊細で時に大胆な筆さばき、鮮やかな色使いを見た参加者達から歓声とともに拍手が上がった。
参加した女性(70)は「好奇心から参加しました。新しい経験や人との出会いに恵まれ、楽しい時間を過ごせました」とにこやかに語った。
外村さんは「今日をきっかけに皆さんが絵はがきなどで言葉を贈り、誰かの心に『あかり』を灯していただけたら」と語り、続けて「皆さんの笑顔が見られて嬉しかったです」と笑顔を見せた。 (結)