全道選手権は5月から10月まで札幌、千歳、釧路を会場に全6戦(11レース)が行われた。隆成くんは昨年、JXクラスの7戦・14レースを全勝し、シリーズ連覇を達成。今季は2階級特進し、18~20歳ほどの選手がひしめくNAクラスに参戦した。
圧倒的な速さで全レースとも〝ぶっちぎり〟の1位で総合優勝を遂げた隆成くんは「昨年よりもマシンをコントロールできるようになった」と自身の成長を実感。「将来は日本を飛び出し、世界を目指す」と力強く語る。
隆成くんの兄、優次さん(北見工業高校2年)は年齢制限のないインターナショナルオープンクラスで総合7位。「今季は転倒もあり、自分の走りができなかった」と振り返る。
弟の力斗くん(北見若松小5年)はK65クラスで総合3位。7月、練習中に右腕を骨折し、第3戦を欠場したのが響いた。今季の成績については「悔しい。来年はもっと頑張りたい」と話している。(柏)