作物部門は85人が出場。栽培や病気などの3択や計算の問題40問を1問20秒(計算問題は40秒)で解き、点数を競った。
佐々木さんは、校内選抜を経て臨んだ8月の全道技術競技大会で優秀賞1席を受賞して全国大会に出場。過去問題を放課後にこなすなどして大会に備えたが、進路に関する活動などもあり、十分には準備できなかったという。優秀賞という結果に「自信がない問題もあり、まさかという感じ。実感がまだわきません」と話す。
祖父の影響で刃物の魅力に目覚め、卒業後は高知県内で鍛冶について学ぶのが現在の希望。「刃物の実用性と、美術品としてのかっこよさや価値に魅せられました」と話す。
実家は小清水町内でジャガイモや小麦、ビートを栽培。「鍛冶をしながら、いつか実家を継ぐのが大きな目標。美幌高校で学んだこと、これから学ぶことを大切にして目標に向かって進みたい」と話している。(浩)