北見支援学校高等部と北見柏陽高校美術部の交流会がこのほど、同支援学校で開かれた。「オホーツクビュッフェ」をテーマに、両校の生徒達が協力し合いながら、段ボールや布、色紙などを使い、美味しそうな立体作品を完成させた。
今月30日、12月1日に北網圏北見文化センターで開催される「管内高校生美術展」の出品に向けての共同制作。2015年から毎年行われており、今年で10回目。
高等部33人、美術部29人が参加。1年生は洋食、2年生は和食、3年生はスイーツを担当し、美術部員がそれぞれのグループに加わり、各校ですでに用意していたパーツを持ち寄るなどしながら、一緒に作業した。
和食チームは、寿司とすき焼きを制作。シャリやネタ、肉や野菜をフェルトや粘土、紙などで本物そっくりに仕上げ、盛り付けた。
完成するとそれぞれの作品を発表し、鑑賞。各チームの出来栄えに感嘆の声があがった。
美術部の部長(2年)は「支援学校のみなさんはいろいろな工夫があり、クリエイティブでスキルが高く、勉強になりました。素晴らしい作品ができたと思います」、3年高等部リーダーの三好登志樹さんは「緊張しましたが、楽しかったです。いい青春が味わえました」とそれぞれ笑顔で話していた。(菊)