北見市大正地区に伝わる味噌作り文化を伝えるイベント「大正85(はっこう)miso―laboフェア」が23日、大正住民センターで開かれた。地区産の特製もち麦味噌を使った豚汁などの試食コーナーや出店、キッチンカーが並び、会場は大いに賑わった。
センター内には発酵食品を製造できる調理室が併設されており、長年住民有志が室内の道具や調理台を管理してきた。調理室の存在などを広く認知してもらうことを目的に市民活動団体「大正85miso―labo」を結成。今回初めて同イベントを企画、主催した。
試食コーナーに演奏会、出店やキッチンカーも
この日は豚汁やもち麦入りのおにぎりが無料提供されたほか、フライドポテトや焼き芋、ベーグルなどの出店やキッチンカーが並び、参加者達は思い思いに舌鼓を打った。
また、北見市在住の「音農家」遠藤まさと家によるギター演奏なども行われた。今回の売り上げ金は一部、調理室の管理費などに充てられる。
代表の倉本ひと恵さんは「想像以上に大盛況でとても嬉しいです。イベントを通じて施設や私達の活動に興味を持っていただけたら」と笑顔を見せた。(結)