ボランティア団体「ナルク美幌からまつ」が22日、峠の湯びほろで災害図上訓練(DIG)に取り組んだ。
災害時の対応力を高めようと、団体の新年会に合わせて実施。約40人が参加した。
DIGは、災害を想定して地図に危険が予測される事態などを書き込む訓練。この日は、美幌町のハザードマップを用い、美幌警察署警備係の後藤圭吾さんが講師を務めた。
参加者たちは、まず自宅から近い避難場所をチェック。「2日後に爆弾低気圧が接近しそう。事前に何をするか」「どうなったら避難するか」「避難所に何を持っていくか3つ考える」などの問いかけに対し、個人やグループで考えて回答を書き込んだ。
「暴風雪警報の際、どんなことに注意するか」という問いかけには「むやみに出かけない」「電気を使わないストーブを準備する」などと回答。後藤さんは「車が雪にはまったり、ストーブの排気口が雪に埋まると、排気が車内や室内に入るおそれがあります。停電時などの寒さ対策ではすき間に目張りのテープを張ることも有効です」と助言した。 (浩)