北見地方の文学愛好者による北見文学会(藤川道雄会長)の同人誌「北見文学」の第28号が発行された。小説、エッセイなど8人の8編を収録している。
今本一成さんの「時代」は、北海道の厳しい自然の中で幼いころから父とともに農業、林業にたずさわってきた歴史や思いを綴った作品。今号から新たに加わった栗原春香さんは、津別町からブラジル開拓に挑んだ男性の姿を描いた力作「ジャポネーズ・ガランチード」を寄稿した。
平野温美編集長は本を手に「同人1人が増え、力を寄せてくださいました。今号は、山仕事や開拓といった大地や自然を描いた作品が印象深い内容になっているのではないでしょうか」と話している。
A5判120㌻。税込み500円。市内のコーチャンフォー北見店で販売している。問い合わせは平野編集長(0157-25-5996)へ。