野球シーズンの開幕を控え、少年野球選手対象の「成長期野球ひじ検診」が23日、北見市内の道立北見体育センターで行われた。医師や理学療法士が、野球を長く続けるためのケガ予防や健康管理を指導した。
合同会社Well-BeとNPO法人北海道野球協議会が開催。少年野球チームで活動する選手74人をはじめ指導者、保護者らを含め約130人が参加した。
野球ひじは、成長期にボールを投げすぎることで生じる障害。ひじの痛みやひじの曲げ伸ばしがしにくくなったりする。
北海道日本ハムファイターズ・チームドクターの門間太輔医師が、小中学生に起きやすいひじの障害について説明。「小中学生はまだ骨が未熟で、骨がしっかり成熟するまで油断できない。年に一度はひじの検診を受け早期発見、早期治療を」と呼びかけた。
続いて超音波を用いた検査や理学検診、ストレッチ指導などが行われた。 (柏)