
関節技や絞め技を中心とするブラジリアン柔術が近年、生涯スポーツとして人気を集めている。同選手権は道内最大規模の柔術の大会で、年齢や体重、帯の色で細かくカテゴリー分けされている。今回は子どもから大人まで300人余りが出場した。
加藤さんは以前、キックボクシングの経験を持つ。漫画で読んで興味があったという柔術を1年半ほど前から始めた。得意技はアームロック。
初出場の今大会では、無差別級の1回戦で絞め技のクロスチョークで一本勝ち。これが本人にとってのベストバウトで「初めての一本勝ち。会心の出来でした」と振り返る。
ライト級、無差別級ともに決勝に進むが、いずれも札幌の同じ選手に敗れて優勝を逃した。「もっと上手くなってリベンジしたい」と雪辱を誓う。
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樋渡悠人くん(北見西小4年)は小学3~5年生白帯フェザー級で1試合に出場。途中までポイントでリードしていたが、最後に悔しい逆転負け。健闘により銅メダルを獲得した。柔術は高校生や大人に混じって練習。「みなさんが優しく教えてくれるので楽しい」と話している。
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田中敏浩さん(53)は51~55歳青帯のライト級と無差別級で3位。「自分のレベルや成長が確認できる良い機会。次は金メダルを目指します」と話している。

