性感染症「知識と予防しっかりと」

2025-04-14 掲載

(北見市/教育)

北見のオホーツク社会福祉専門学校で

国際ロータリー第2500地区が講演会
泌尿器科医の小谷 典之さんが予防の大切さ呼びかけ
6市町の教育委員会などに生理用品寄贈も

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 国際ロータリー第2500地区(北海道東部)主催の講演会が8日、学校法人栗原学園オホーツク社会福祉専門学校で開かれた。ガバナーで泌尿器科医の小谷典之さんが性感染症の知識を説明し、予防の大切さを呼びかけた(写真上)。地区は近く栗原学園を含め6市町の教育委員会などに生理用品を贈る予定で、目録の贈呈式も合わせて行われた。

 講演と寄贈は、地区母子の健康増進委員会の取り組み。委員会は2024―25年度に新設され、初年度は6月末までに地区内8カ所で性感染症の講演会を行うほか、地区内の教育委員会へのアンケートを経て、4月下旬に生理用品の寄贈を計画している。

 8カ所のうち最初の講演となった8日は、小谷さんが性交渉、性感染症、妊娠などについて説明した。

 クラミジア、淋病、梅毒などは誰でもかかる可能性があるとし「クラミジアは知らないうちに感染していることも多く、女性の場合、妊娠を機に感染を知ることもある。淋病は薬が効きづらい菌が出現し、注射での治療となる場合が多い。梅毒は近年、患者数が増えています」と話した。

 コンドームの着用は避妊だけでなく、感染症から自身と相手の身を守るためにとても大切とし「感染症から身を守るには性交渉をしないか、コンドームを付けるかの2つしかない。大好きな人、そして自分自身を守ってほしい」と訴えた。

 講演後は贈呈式が行われ、母子の健康増進委員で美幌ロータリークラブの藪下理香さんが学生の代表に目録を手渡した(同下)。

 藪下さんは「在留外国人など、あらゆる方の『生理の貧困』のサポートに取り組んでいけたらと思っています」と話した。 (知)

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