北見青年会議所主催の「防災運動会」が13日、北見市内の日本赤十字北海道看護大学で行われた。一般市民や会議所メンバーら60人が参加し、チームで協力しながら体を動かし、防災に対する意識を高めた。
災害に備えて一人ひとりが防災、減災意識を高めるきっかけになればと、同会議所の地域協働委員会が一般市民にも参加を呼び掛け、初めて企画した。
6チームに分かれて防災クイズ、災害障害物リレー、段ボールベッドの組み立て競争を行った。障害物リレーでは、スタートの合図で新聞紙スリッパを作り、素足で歩けない場所に見立てた足つぼマットの上を歩いた後、AED体験、防災食作りをリレー形式で行い、タイムと正確性を競った。
段ボールベッドの組み立ての速さを競う競技では、自然と役割を分担する姿があった。競技の最後には防災食の試食も行った。
参加したミャンマー出身の技能実習生(26)は「みんなで取り組み、楽しかった。防災食がおいしかったです」と話していた。
このほか、同大教授や北見市役所、市社会福祉協議会の職員を講師に招いての防災講話も行われた。 (理)