北見自治区の親水施設休止

2025-06-04 掲載

(北見市/社会)

アクションプランで

 5月下旬に「夏日」が続いた北見市内では、例年ならば涼を求め賑わうはずの親水施設に人影がない。アクションプランの対象となっていて子ども達が好きな小公園の噴水は今年、稼働開始が大幅に遅くなる。唯一オープンしている市朝日町の香(かお)りゃんせ公園の噴水には、犬の散歩の途中に立ち寄る市民の姿があるくらいで、寂しい風が吹いている。

今年は10カ所中8カ所が…市民のオアシスも健全化
香りゃんせ公園閑散
涼しさ求めるも公園噴水、上がらず

稼働開始も閑散とした香りゃんせ公園の噴水(5月29日) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
稼働開始も閑散とした香りゃんせ公園の噴水(5月29日)

 南寄りの風が吹き、北見の最高気温は5月28日が26・9度、29日は28・1度。北見地方はこの時期、全国1位の暑さになることが近年よくあり、小公園の噴水は涼しさを求め、園児達の散歩コースに利用されることもある。

 今年は市の財政健全化策を受け、北見自治区10カ所の親水施設のうち8カ所がアクションプランで休止に。

 小公園の噴水は昨年の4月29日から大幅にずれ込み、稼働開始が7月1日の予定で、今は強い日差しが照りつけるだけ。子ども達の歓声も聞こえず、閑散とした風景となっている。夕涼みに訪れる人に人気の宵のライトアップも、経費面から今年は中止だそう。

 唯一、香りゃんせ公園の噴水が5月24日からスタートしている。

 訪れた市民は「ここも休止かと思って来てみたら、やっていた。子どもが水遊びが好きなので」と話す。市公園緑地課によると、香りゃんせ公園の噴水は昨年と同時期の開始。今年は小公園と同じく8月31日までの稼働で、理解を求めている。 (寒)

人影もなく、日差しが照りつける小公園(5月30日) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
人影もなく、日差しが照りつける小公園(5月30日)

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