全日本パステルアート展で新人賞 とても驚き、うれしい

2025-07-16 掲載

(北見市/文化)

北見・宮中 洋子さん (85)

孫とぬいぐるみ描いた「ミッキー大好きⅠ」で
初出品での入賞、都立美術館にも展示され
火がついた感じ、次も頑張りたい

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 北見の宮中洋子さん(85)のパステル画「ミッキー大好きⅠ」が、第16回全日本パステルアート展(全日本パステルアート連盟主催)で新人賞に選ばれた。初出品での入賞、さらに会員にも推挙され、宮中さんは「ダメでもともとと応募したので、驚きました。うれしいです」と笑顔をみせている。

 宮中さんはパステル画歴約10年。ほかに水彩画、油彩画も描いている。

 日本水彩画会会員で、宮中さんが所属する絵画グループ指導者の北見在住の画家・勝谷明男さんの作品を見ようと、毎年東京都美術館で開催される日本水彩画展を訪れているという宮中さん。毎回同アート展と日程が重なるため一緒に鑑賞している。昨年、同アート展会場で出品要綱を見ていたところ、同展役員から「ぜひ出品を」と勧められたそう。

 「1回は都立美術館に自分の絵が展示されているところを見たい」と出品を決意。過去に描いた未発表作の中から、宮中さんがプレゼントしたぬいぐるみを抱きしめる孫の姿を描いた、同タイトルのⅠとⅡの2作品を選んだ。

 両作品とも入選、さらにⅠが新人賞に選ばれた。同アート展開催中に開かれた表彰式に参加し、自分の絵が同美術館に飾られるという夢を叶えた。しかも、入口のすぐ近くに展示されており、審査員の1人から「入口はその展覧会の印象を決めるとても重要な場所。名誉なことなんですよ」と声を掛けられたという。

 「85歳で新人賞なんて、遅いんだか早いんだか」と笑顔。「最近はパステルを描いていなかったのですが、ほかの作品も見てみたいと言われて、火がつけられた感じがします。次も頑張りたい」とさらなる意欲をみせている。 (菊)

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