
約8年ぶりとなる置戸町の混声合唱団「おけとコーラスサークルそよかぜ」(21人、佐久間光昭会長)のコンサートが24日(日)午後3時から、置戸町中央公民館で開かれる。入場無料。耳馴染みのある楽曲から合唱用に編曲された初披露の大作まで団員達は「ハーモニーの魅力が伝われば」と当日の発表を楽しみに練習に励む。
四部合唱で「夢を託して」初披露
1992年設立。近年のコロナ禍で「歌声を発する我々のような活動が最も自粛しなければならず、創立30周年コンサートも開けなかった」と佐久間会長。それが解き放たれ、5人の新入会員を迎えられたことから、「歌える喜びの発表の機会を」と企画した。
サマーコンサートと題し、この季節に聴きたい「夏の思い出」でスタート。「時代」や合唱の定番「いのちの歌」の美しいハーモニーが聴きごたえありそう。全8曲を予定するほか、2部構成の幕間に士幌町出身で清里高校教諭の吉川美羽氏がゲストでソプラノの響きを披露する。
指揮は同団に長く携わる、水嶼浩一氏(北見北斗高校教諭)。開町100年記念町民構成劇の劇中歌として歌われた「開拓の歌~夢を託して」を今回、水嶼氏の教え子の田畠佑一氏が編曲。「限りない夢♪ふるさとのあすへ、いのちはつながる」と四部合唱に仕立て、大トリで披露する
この曲の作詞者でもある佐久間会長は「困難のなか開墾に入った先人達に想いをはせ、壮大な合唱曲ができあがりました」と来場を呼び掛けている。 (寒)