
生活協同組合コープさっぽろが主催する「平和スタディツアー」に参加した北見藤高校3年の石田馳和(たお)さんが26日、同校の全校集会でツアーの様子を報告した。
石田さんは8月4~7日、被爆地広島を訪問。平和記念式典や灯籠流しに参加したほか平和記念資料館を見学し、被爆者の講話を聞いた。
若い世代が事実を伝えていくことが大切
全校集会で石田さんは「今回のツアーを通して、原爆被災者の悲惨さを学び、核兵器はあってはならないと改めて実感しました。本当の原爆の恐ろしさを知っている人が次第に減っている現代こそ、若い世代がこの事実を伝えていくことが必要だと思いました」と述べ、ツアーに参加できたことを感謝した。
約400人の全校生徒のほか、コープさっぽろの組合員6人が参加し、熱心に耳を傾けていた。(柏)