
美幌警察署は6日、女子プロレスラーの優宇選手(センダイガールズプロレスリング)と七星選手(フリー)に一日警察署長を委嘱した。2人は開催中の美幌ふるさと祭りのステージショーに出演。ヒグマや交通事故、特殊詐欺などの被害防止を訴えた。
両選手は同日、美幌神社で開かれる北都プロレス参戦のために来町。警察署で交付式が行われ、小林伸也署長から委嘱状を受け取った優宇選手は「一日署長は初めて。楽しませていただきながらしっかり啓発したい」、七星選手は「(一日署長は)とても光栄。ヒグマなどへの注意を呼びかけるお手伝いができれば」と抱負を述べた。
ステージには北都プロレスのレスラーや警察署員らと出演し、美幌征服をたくらむ悪役をやっつける警察官を演じた。
ショーの展開の中で、入山する時は鈴やクマスプレーを携帯することや、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる時に車両がゆずる「ハンドサインでストップ運動」の励行を訴えた。地震発生時に体勢を低くして頭部を守るなどの安全行動をとるシェイクアウトの励行や、特殊詐欺への注意も呼びかけた。
奉納プロレスでは、タッグマッチで2人が対戦。迫力あるレスリングで境内に集まった観客を魅了した。 (浩)
