
9月の水曜日と木曜日の開館時間を午後7時まで延長している美幌町図書館が10日、延長に伴うイベント「星ふる図書館」を開いた。全4回で、24日(水)と25日(木)にも予定されている。初回は町在住の〝小惑星ハンター〟円舘金さんが「星ドロボウ物語」をテーマに話し、町民ら10人が興味深く聞き入った。
図書館は9月、試行的に開館時間を延長。延長に合わせて来館を促そうと、星空に関するイベントを企画した。
円舘さんは、学生時代にアルバイトをして望遠鏡を購入したエピソードや、津別町内に観測所を設け、北海道在住の渡辺和郎さんとともに600以上の小惑星を発見するなどこれまでの活動を紹介した。
1994(平成6)年に木星に衝突し、大きく報道されたシューメーカー・レヴィ第9彗星は、発見者よりも早く撮影に成功しており「早く気づいていれば『エンダテ・ワタナベ彗星』になっていました」と笑顔で振り返った。
イベントは11日にも開かれ、24日(水)と25日(木)にも予定。24日は円舘綾子さんが「SFファンの集い」、25日は元中学校校長の石原邦彦さんが「銀河鉄道の夜に見る星空の世界」をテーマに話す。ともに午後6時から。参加無料で申込不要。問い合わせは図書館(0152-73-3016)へ。 (浩)