美幌町内のDILUCOFFEE(ヂルコーヒー、天野敏文美代表)と、美幌町共同募金委員会が23日、赤い羽根共同募金「募金百貨店プロジェクト」の覚書を交わした。
募金百貨店プロジェクトは、共同募金会と企業などが協力して、企業が寄付金つき商品を販売し、売り上げの一部を共同募金会に寄付する取り組み。2012(平成24)年に山口県内で始まり、各地に広がっている。道内では札幌市豊平区の飲食店などで取り組み事例があり、美幌町では今回が初めてのケースになる。
覚書によりヂルコーヒーは、23日から12月31日までの期間中、売り上げたコーヒー1杯、豆1袋などにつき50円を募金会に寄付する。
23日はスタートに伴い、しゃきっとプラザでセレモニーが行われた。天野さん(60)はあいさつで「認知症を発症し、現在は特別養護老人ホームで暮らす父親が多くの介護、社会福祉サービスのお世話になってきました。お礼の意味を込めて、小さなお店ではありますが、少しでも力になれたら」と述べた。
募金会の古舘繁夫会長は「経済情勢が厳しい中、賛同いただきありがたい。この取り組みが、さまざまな業種に広がるきっかけになれば」と感謝した。 (浩)
