
日本赤十字北海道看護大学のキャンパスを駆け回る、北見青年会議所主催の鬼ごっこイベント「逃走ミッション」が3日に行われた。北見市内の小学5、6年生約120人が参加し、鬼役の「ハンター」から逃げ回りながらミッションに挑戦し、仲間と協力して優勝を目指した。
チームワークやリーダーシップ学ぶ機会に
人気テレビ番組「逃走中」を模したイベント。子ども達に体を動かすことの楽しさを感じてもらいながらチームワークやリーダーシップを学ぶ機会にしてもらおうと企画した。イベントは午前と午後の2回に分けて行われ、各回とも10の即席チームごとに順位を競った。
キャンパスの決められた範囲内に最大6体(人)のハンターが放出される中、休憩を挟みながら45分間逃げる内容。その間、ハンターに捕まるごとに1点減点され、反対に教室などに隠されたカードを見つけたり、フリースローやリフティング、高さ3㍍の壁へのタッチチャレンジなどの各ミッションに成功すると加点される仕組み。
ハンターは走りに自信のある中高生や大人のボランティアが務め、黒い服にサングラス姿という本格的な装いで参戦。遠くから猛追してくるハンターに小学生は「速すぎる、やばい」などと口にしながら全速力で逃走した。ハンターの目を盗みながら仲間とともにミッションにも挑戦し、ハラハラ、ドキドキした時間を楽しんでいた。
優勝チームのメンバー、石倉響人くん(高栄小5年)は「役割分担して協力しながらポイントを集めたので、知らない子とも仲良くなれた。ハンターの足が速くてすごく疲れたけど楽しかったです」と話していた。 (理)

