北見生活と健康を守る会などが「福祉灯油」を要請

2025-11-25 掲載

(北見市/社会)

高齢者や一人親世帯などに実施を

「急激な高騰には至らず」と副市長

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 北見生活と健康を守る会(大場ヨシ子会長)とオホーツク勤医協医療協会(堺慎理事長)は19日、低所得者世帯に暖房用燃料費の一部を助成する「福祉灯油」の実施を北見市に要請した。

 市民向け相談会を主催する同守る会と同協会の役員らが市役所を訪れ、武田雅弘副市長に要望書を手渡した。要望書では「物価高で市民の暮らしが限界に追い込まれる中、これからさらに灯油代がのしかかる」とし、高齢者や障がい者、ひとり親世帯、低所得世帯、生活保護世帯への福祉灯油の実施を要請している。

 大場会長らは「お米が買えない人、暖房費を節約するため1日に数時間しかストーブをつけない人、治療費が払えないため診察を受けない人もおり、命にかかわる深刻な実態を受け止めてほしい」と訴えた。武田副市長は「それぞれの厳しい暮らしは重々承知しているが、現時点では福祉灯油を実施するほどの急激な灯油の高騰には至っていない」と理解を求めた。 (柏)

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  • 福祉灯油

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