
美幌町社会福祉協議会は、生活困窮者に飲食料品などを届けるため、家庭で余った分の提供を呼びかける「フードレスキュー事業」をスタートした。
食品ロスと貧困の問題を同時に解決する狙い。協議会窓口で受け付けるほか、現時点でJAびほろ(稲美)、もりぐんて(大通北1)の協力でフードレスキューボックスを設置して提供を呼びかけている。
提供を呼びかけるのは、賞味期限が1カ月以上残っている飲食料品。米やめん類、缶詰などの保存食品、乾物、調味料、菓子類、飲料などを受け付ける。開封された飲食料品や、生鮮食品、アルコール類(みりん、料理酒をのぞく)は受け付けない。
協議会はこれまで、生活困窮者に飲食料品を提供するため、札幌市内のNPO法人の協力を受けてきた。自らも取り組むことで「生活、生命の維持のため、必要な方により早く対応できるよう協力をお願いしたい」と呼びかけている。
問い合わせは協議会(0152-72-1165)へ。 (浩)