
国際ソロプチミスト北見(辻かず子会長)による「夢を拓く茶話会」がこのほど、北見商科高等専修学校で開かれた。同校の2年生が、講話と茶話会を通して将来や夢について考えた。
国際ソロプチミストは、職業を持つ女性による世界的なボランティア団体。北海道と東北6県からなる同団体のアメリカ日本北リジョンには、北見の2クラブを含め79クラブが所属。若者のキャリアサポートプログラムとして、それぞれのクラブで「夢を拓く茶話会」を実施しており、同北見みんとでは11月に北見藤高校で開いている。
この日は、2022年~24年に同北リジョンガバナーを務めた、国際ソロプチミスト帯広みどりの上野裕子会長が「あなたの未来を一緒に探る30分」と題して講話。夢を実現するために必要なことを「夢をみつける」「キャリアを探る」「達成可能な目標を設定する」「失敗を成功に変える ストレスに対処する」「夢を行動に移す」の5項目で説明した。
大谷選手の事例を紹介
「達成可能な目標を設定する」の項目では大谷翔平選手の「目標達成シート」を紹介。紙に9×9のマスを書き、中央のマスに自分が達成したい大きな目標を、その周囲のマスにはそのため必要なことや達成すべきことを具体的に書き込むというもの。「一度にすべての要素をクリアするのは難しい。具体性を高めると目標を失わずに少しずつ進めます。みなさんもぜひ達成可能な目標を考えてみませんか」と呼びかけた。
最後には「夢や幸せは常に未来にあるのではなく、今の積み重ねが大事です。毎日を一生懸命、誠実に進むことが、あなたの未来に続きます」と話した。
茶話会はグループトーキングとして、同会会員21人と生徒が8グループに分かれて実施。生徒は自身の夢や将来への思い、趣味など、会員は社会人、人生の先輩としてアドバイスや思いを語るなど、それぞれのグループで和気あいあいと話し合った。
参加した生徒は「将来について考える良いタイミングになりました。グループトーキングでは自分から話したいと思えるほど話しやすくて楽しかったです」と話していた。 (菊)
