
認知症に優しい地域づくりをめざす「認知症フォーラム」がこのほど、北見市留辺蘂の留辺蘂西地区住民センターで開かれた。留辺蘂中学校、留辺蘂高校からと地域住民ら合わせて約60人が参加し、認知症について理解を深めた。
高齢者相談支援センター留辺蘂(留辺蘂・温根湯温泉地区地域包括支援センター)主催。北見赤十字病院認知症看護認定看護師の太田くりさんは「認知症の正しい理解に向けて」、北見市介護福祉課の佐々木香織さんは「希望を叶えるヘルプカード きたみ認知症ケアパスについて」と題してそれぞれ講話した。
留辺蘂中3年生は「認知症サポーター養成講座を受講して~私達ができること」をテーマに3グループが活動報告。同校では今年度すべての学年で福祉について学ぶ授業を実施しており、3年生は同養成講座を受講した。
認知症役の人への声かけ体験について話したグループは「目線を合わせて話をしたり、優しい口調を意識することができた」とし、「話をさえぎって質問してしまったり、声を大きく出しすぎてしまった」など反省点も挙げた。「見ず知らずの人に声をかけるのは勇気のいることですが、困っている人がいたら力になりたい」と締めくくった。
望み叶えたい
留辺蘂高校3年生は「認知症にやさしい町の実現に向けて」をテーマに4グループが活動報告。「認知症の人の世界」がテーマのグループは認知症の種類や原因、症状などを紹介し「一番不安なのは本人」「ひとり一人を尊重することが必要」と発表した。
また、当事者家族からのメッセージとして地域在住の女性が、現在施設で暮らす認知症の夫との生活をインタビュー形式で語った。食事したことを忘れてしまうなど大変なこともあったが、施設に入所した現在もオレンジカフェに参加するなど一緒に出かけたりもしているという。「(自分の)名前を忘れることもあるけれど、外に出ると表情が違う。今まで通り本人がしたいことがあれば叶えたい」と話した。 (菊)

