
北見市内の飯田珠算研究所に通う吐師(はし)美佑果さん(北見光西中3年)が、全国珠算教育連盟が主催する暗算検定で最高位の十段に合格した。中学卒業までに十段取得を目標に掲げ、1年以上挑戦を続けてきた成果が実を結んだ。吐師さんは「すごくうれしい。努力がやっと報われたという感じがします」と喜びを語る。
暗算検定は、かけ算、割り算、見取り算の3種目(各200点満点)で行われ、各40問を3分以内に解答し、3種目すべてで190点以上取らなければ合格できない。吐師さんが受験した第430回暗算検定には4600人が受験し、十段合格はわずか15人だった。
吐師さんは兄と姉の影響で、小学1年生からそろばんを始めた。当初は慣れないそろばんに苦戦したが、次第に楽しさを感じるようになり、昇級を励みに練習を重ねてきたという。
中学1年の冬から十段への挑戦を始め、10度目の挑戦で合格した。結果が出ない時期が続き、諦めかけたこともあったが「昇段まであと少し。もう少し続けてみよう」と自分を奮い立たせ、粘り強く挑戦を続けてきた。
時間内に全問を解き終えるには、答えを書きながら次の問題を読むなど、速さと正確さが求められる。回答欄の数字が乱れて不正解となり、あと一歩のところで合格を逃したこともあったが、計算そのものは間違っていないという自信を支えに、数字を丁寧に書くことを強く意識して検定に挑んだという。
吐師さんは、高校進学後もそろばんを続けると話し、次は「フラッシュ暗算での十段合格が目標です」と抱負を語っている。 (理)