
訓子府町の農業青年で組織する「訓子府町4Hクラブ」(武藤謙太朗会長、23人)は、3カ年計画で緑肥をテーマにした土づくりのプロジェクトに取り組んでいる。20日には、町公民館で活動報告会を開き、町民を前に1年目の研究成果や日ごろの活動を発表した。
プロジェクト発表では、新井山僚太さんが登壇。同クラブは、集中豪雨や干ばつの双方に強い土壌づくりを目指し、緑肥の効果を検証している。
緑肥は、根が土壌を砕いて土を柔らかくし、団粒構造の形成を助ける効果が期待される。団粒構造が発達することで、土の硬さや畑の保水性、排水性といった、作物の生育に関わる土壌の物理性改善につながるという。
今年度は、えん麦、えん麦野生種、えん麦とまめ助の混播(こんぱん)、パールミレットの4種類を栽培し、特性を比較した。その結果、えん麦は収量性が高く、えん麦野生種やパールミレットは土壌の物理性改善に効果が見られた。
緑肥は、すき込んだ翌年以降に効果が現れることから、来年度は土壌診断を行い、その効果を検証するほか、多種混播栽培にも取り組む予定という。
報告会で新井山さんは「個人ではなく町全体として取り組み、成果を地域に発信していきたい」とまとめた。
また、井関啓太さんによるアグリメッセージの発信も行われ、農業青年ならではの思いが来場者に伝えられた。 (理)