観光客数全体の伸びを支えた要因として、2024年10月にオープンした「屈斜路カルデラトレイル」が冬期閉鎖を経て6月から本格利用されたことや、継続的な海外プロモーション、さらには円安の影響によるインバウンド需要の高まりが挙げられる。これにより、全体の入込客数は新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年度比で96・4%まで回復した。
外国人宿泊客の内訳を見ると、国・地域別では台湾が2万6275人泊(前年度比27・2%増)で最多となり、次いで中国、シンガポールの順で多かった。特に中国は前年度比48・6%増と急増しており、アジア圏を中心とした旺盛な旅行意欲が顕著に表れている。これらの宿泊実績は2019年度比で19・2%増となり、コロナ禍前の水準を大きく上回る結果となった。
地域別では、紋別市などを含む遠紋地域が入込客数で前年度比2・0%増と好調を維持した。市町村別では、大空町が75万3600人で最も多く、次いで北見市、網走市と続く。同振興局は、今後もインバウンドの増加を見込み、地域の魅力を発信することでさらなる観光振興を図る考えだ。 (柏)