インバウンドが牽引 過去最高を記録

2026-03-05 掲載

(網走管内/社会)

オホーツク観光

 オホーツク総合振興局が発表した2025年度上期(4月~9月)の観光入込客数調査結果によると、管内の観光客数は前年度比0・7%増の582万7100人となり、着実な回復基調を維持している。特に外国人宿泊客数(延べ数)は前年度比17・6%増の8万4232人泊と大幅に伸び、現在の調査方法となった2010年度以降、上期としては過去最高を更新した。

屈斜路カルデラトレイル利用本格化
市町村別では大空町がトップ

 観光客数全体の伸びを支えた要因として、2024年10月にオープンした「屈斜路カルデラトレイル」が冬期閉鎖を経て6月から本格利用されたことや、継続的な海外プロモーション、さらには円安の影響によるインバウンド需要の高まりが挙げられる。これにより、全体の入込客数は新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年度比で96・4%まで回復した。

 外国人宿泊客の内訳を見ると、国・地域別では台湾が2万6275人泊(前年度比27・2%増)で最多となり、次いで中国、シンガポールの順で多かった。特に中国は前年度比48・6%増と急増しており、アジア圏を中心とした旺盛な旅行意欲が顕著に表れている。これらの宿泊実績は2019年度比で19・2%増となり、コロナ禍前の水準を大きく上回る結果となった。

 地域別では、紋別市などを含む遠紋地域が入込客数で前年度比2・0%増と好調を維持した。市町村別では、大空町が75万3600人で最も多く、次いで北見市、網走市と続く。同振興局は、今後もインバウンドの増加を見込み、地域の魅力を発信することでさらなる観光振興を図る考えだ。 (柏)

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