美幌町出身の翻訳家・長友恵子さんが翻訳した絵本「せんそうがやってきた日」(鈴木出版)のパネル展が図書館で開かれている。
長友さんは英米児童文学の翻訳家。「せんそうが—」は、戦争で孤児になった少女が歩き続け、行き着いた土地で再び学校に通うまでを描く物語。少女の率直な心情がつづられている。
展示では、表紙を含め11枚のパネルでこの作品を紹介。長友さんと、作者のニコラ・デイビスさんのあとがきもパネルで展示。長友さんはあとがきで「安全な日本にいるわたしたちができる支援とはなんでしょうか?情報を集め、考えを深め、さらにもう一歩ふみだしましょう」と呼びかけている。
「せんそうおわるまで、あと2分」(ジャック・ゴールドスティン作、合同出版)など長友さんが翻訳した他の絵本も展示。絵本は借りることもできる。7日まで。9月には美幌博物館で長友さんの講座が予定されている。(浩)