植物学者・牧野富太郎氏の図書を集めたコーナーが美幌町図書館に設けられた。生涯をかけて捧げた研究の成果のいくつかが並び、来館者の目を引いている。
牧野氏は江戸時代末期の高知県に生まれ、生涯をかけて植物を研究。1500種類以上の植物を命名した。放映中のNHK連続テレビ小説「らんまん」主人公のモデルでもある。
コーナーは、美幌博物館で開催中のロビー展で牧野氏が採取した標本の写真や植物画の複製が展示されていることに連動して開設。「牧野富太郎植物記」(あかね書房)、「牧野新日本植物圖鑑」(北隆館)、遺稿となった「我が思ひ出」(同)をはじめ、牧野氏の生涯を元にした小説など10冊ほどが並んでいる。30日まで。(浩)