津別町在住の女性(94)が、自宅の花壇にテランセラで「祈」「平和」の文字を表現した。ロシアによる侵攻がいまだ続くウクライナなどに思いを込めた。
縦3・5㍍、横6・5㍍の花壇の中央に大きく「祈」、両脇に「平」と「和」の文字を表現。周りをベゴニアやマリーゴールドの花で飾った。
10代だった戦時中も上里で過ごした佐野さんは「竹やりで訓練したり、でんぷんかすを団子にして食べたのを覚えている」。
「ウクライナのニュースや、日本の戦争のことをテレビで見るたびに平和の大切さを感じる」。今年の花壇には、そんな思いを強く込めたという。
天気の良い日は庭に出て花をはじめ野菜、果物の世話をするのが日課。「花から元気をもらっているので、楽しく世話をさせてもらっている」と笑顔で話している。(浩)