置戸町常元の名勝地、鹿の子沢の入口にある滝は、ときに虹を架けることから「虹の滝」として知られる。ただ周りを林に囲まれていて陽光の当たらない時間帯も多く、まったく虹が見られないことも。
19日に訪れた時も日が差しておらず、諦めて沢の道を登ることに。
有名な三本桂や不思議な忍び岩を進み、歩くこと20分あまり。突如現れる巨大な雲突岩を巻くように流れ落ちる一筋の「糸ひき滝」が涼しげで癒される。
よく見ると、糸ひき滝の下のほうにキラキラと輝く虹があった。薄っすらとだが輝いている。頭上は開けており太陽が当たる時間は虹の滝よりも多そうだ。新発見ではなく、よく見られるのかもしれないが、こちらの虹の滝のことを紹介する資料はあまりない。幻とは言わないが〝第2の虹の滝〟としてPRするのも良さそうだ。(寒)