置戸町清流とやまべの会がこの夏、魚道清掃を行った町内の常呂川支流にサクラマスが上っているのが21日、確認された。名勝地・鹿の子沢の虹の滝付近でも元気に泳ぐ姿が複数見られ、会員は感激し「カムバックサクラマス」と歓迎している。
8月に会員8人が町常元の鹿の子沢や安住地区のオンネアンズ川に生い茂る河畔の草を刈り、流木を取り除く活動に汗を流した。
生息調査の結果、支流の行き止まりにある虹の滝直下の滝つぼにも2匹のサクラマスを確認。そこから下流へ30㍍足らずに20匹のサクラマスを数えた。いずれも50~60㌢の成魚で中には、つがいとなり雌が尾びれで砂利を寄せ、産卵床を整備する様子も見られた。
会員達は「海から約120㌔。よくここまで来た」と感動し「鹿の子沢の散策のついでに、橋の上から小川の魚も見てもらえたら」と勧めている。(寒)