認知機能測定を加えた初めての「ふまねっと運動教室」がこのほど、北見市内のまちきた大通ビル5階催事場でスタートした。認定NPО法人ふまねっとの北澤一利理事長らを講師に、参加者達は認知機能向上をめざし、楽しみながら体を動かした。

　ふまねっと運動は、50㌢四方のマス目が24個ある網を床に敷き、網を踏まないように歩く運動。同教室は、参加者の健康効果を明らかにするために、北見市の委託を受けて同法人が初めて実施した。

　この日、午前と午後の2教室が行われ、午後コースには60〜80代の女性9人が参加した。

　北澤理事長は「認知機能10%向上が目標」と説明。参加者はまず「認知機能評価システム〜タッチエム」を使い、現在の認知機能をそれぞれ測定した。

　ふまねっと運動では、ステップに手拍子や歌も組み合わせて行い、参加者は楽しそうに取り組んだ(写真)。

　〝脳活〟のために友人同士で参加したという70代と80代の女性は「(ふまねっとは)見るのもやるのも初めて。楽しかったです。お互い独り暮らしなので脳機能の改善を期待しています」と声をそろえていた。

　午前、午後コースとも9月22日まで全6回教室を行い、最終日に再び認知機能を測定する予定。

　また同教室は、北見自治区のほか、常呂、端野、留辺蘂の各自治区でも行われる。