パラアスリートに学ぶ

2023-09-12 掲載

(北見市/スポーツ)

北見市内小中5校で「あすチャレ!スクール」

シドニーパラリンピック男子車いすバスケ日本代表キャプテンの根木慎志さん講師に

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 シドニーパラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンの根木慎志さんを講師に迎えた「あすチャレ!スクール」(主催・日本財団パラスポーツサポートセンター)がこのほど、北見市内の小中学校5校で開かれた。子ども達は根木さんの講話や体験を通して、パラスポーツなどへの理解を深めた。

 パラアスリートの体験や実体験を通して、可能性に挑戦する勇気や共生社会の実現をめざすことを目的に、北見市では2018年から毎年小中学生を対象に実施している。

 北見東相内小学校では4年生22人を対象に行われた。根木さんは競技用車いすと生活で使っている車いすの違いなどを説明。競技用車いすに乗り、子ども達の前で華麗にドリブルやシュートを決めてみせた。

 子ども達や教職員が、車いすバスケの試合に挑戦。車いすの扱いに四苦八苦しながらも、ボールをパスしたり、シュートを決めて喜び合った。

車いすバスケの試合に挑戦
シュート決める喜び知る

 根木さんは、跳び箱が苦手だったという自身の小学4年生を振り返り「苦手なことをすることは恥ずかしい、かっこ悪いと思っていました」。しかし「(当時は)余裕がなくて、緊張して失敗して泣いていたけれど、失敗してもみんなが頑張れって応援してくれていることに気づいて、楽しくできるようになった」と話し「できないことにチャレンジする素晴らしさを経験して日本代表になれた。最後まであきらめずに頑張ることが大切」と子ども達に呼びかけた。

 また「車いすで困ることは階段とか。でもスロープやエレベーターがあれば困らない。困ることが障害だとすれば、車いすに乗っていることではなく階段が障害。階段は世の中や社会が作った。だからこそみんなで障害はなくせる」と話した。

 女子児童は「車いすは思うように動かずに難しかったですが、シュートが決まってうれしかった。(根木さんの話しを聞き)苦手なことにもチャレンジしたいと思いました」と話していた。(菊)

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