津別町のエコツーリズムを考える講演会とトークセッションが5日、役場健診ホールで開かれた。
田辺市熊野ツーリズムビューロー会長の多田稔子さんが基調講演。多田さん、NPO法人森のこだま(津別)代表の上野真司さん、津別町産業振興課長の迫田久さんがトークセッションした。
この日、町内を視察した多田さんは「『愛林』という言葉にぴったり。森林にかかわるものが多いが、ここにもう少し価値を付け加えることができる。そうした可能性を感じた」と印象を述べた。
津別峠の雲海ツアーなどを手がける上野さんは「観光資源は保全が絶対に必要。観光で得るお金を保全のために再投資できる仕組みをつくっていきたい」と展望を語った。
迫田さんは「視察を有料で受け入れるということもありだと思っている。地域にある観光資源をどう活用していくか。町民皆さんに関心をもっていただきたい」と呼びかけた。(浩)