北見保健所は19日、今年第41週(10月9~15日)の定点医療機関報告数が17・00人となったことから、注意報を発令した。
注意報の発令基準は1週間の定点報告数が10人以上。同保健所管内は第38週(9月18~24日)が0・14人、第39週が1・57人、第40週が7・86人、第41週が17・00人と、この1カ月間に急増。学級閉鎖措置を講じる学校も散見される。
一方、網走保健所管内は第38週1・00人、第39週0・60人、第40週0・40人、第41週0・00人と減少傾向が続き、北見とは対象的な状況。
全道的には増加傾向が続いており、第38週は1・40人だったが、3週間後の第41週は4・89人に増えた。
インフルエンザは38度以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛みなどの全身症状が特徴で、持病のある人や高齢者、乳幼児は重症化の恐れもある。手洗いや3密の回避、マスク着用などの対策に加え、重症化予防にはワクチン接種が有効とされる。
【発令基準】
流行入り=1・00人、注意報=10・00人、警報=30・00人 (柏)